子宮体癌のクニ。と猫のミミ子さん

子宮体癌1b+抗ガン剤 癌になってもガンばってるよ〜のブログ?

内緒の腸閉塞

2015年夏、N証券に勤め始め2ヶ月ほど経った時、同じフロアでヘルプデスクをしているC派遣会社の人達が歓迎会に呼んでくれた。

私もC派遣会社からの派遣だったが、ユーザーサポート部は私だけ。

ちなみにユーザーサポート部では歓迎会なんてしてくれなかった。私語らしき会話もほとんどしない仕事オンリーな部署だった。当然ランチもみんなバラバラ。飲み会もなし。

まぁ、それはいいとして、、、

ヘルプデスクの方々が歓迎会に誘ってくれたのは嬉しかった。楽しみにしていた。

場所は日本橋の中華料理屋さん。

まずビールで乾杯。

一杯飲み終わった頃、お腹が張ってきた。

その頃の私は毎晩欠かさず家飲みでも缶ビールと缶チューハイ、計3本を飲んでいたから、生ビール一杯ごときでお腹が張るなんて考えられない事、、。

¨今日はちょっと調子が悪いのかなー?¨

と思い、2杯目はグラスの赤ワインを頼んだ。

ちびちび飲むが、なぁんかおかしい、、

もうお腹がパンパンなのだ。

酔いが回ってきたら気分が悪くなってきた。

せっかくの歓迎会。主役の1人なのに。

¨そだ、吐いたらまた復活するかも!¨

トイレに行って吐こうとするが、そう都合よく吐けないのよねー。

2、3度トイレに行ったがチョッピリ吐くだけでお腹はスッキリしない、、

どんどん気分が悪くなり、申し訳ないが今日は調子が悪いと言って先に帰る事にした。

飲み会は最後までいる。なんなら終電逃しても飲む!のがいつもの私なのに。

外に出ると雨がそぼそぼ降っていた。

駅まで10分程歩き電車に乗る、、前に、日本橋駅にはホームにトイレがあるのでそこで再度ゲェ〜を試みる。

、、またチョッピリしか吐けない。苦しー。

電車に乗ったがお腹はまだパンパン。

大門駅に着いた時に吐き気が襲い途中下車。トイレに駆け込む。

、、またチョッピリ吐いた。

家まで頑張るしかないかー。

再びホームに戻ったが、なんとも気持ちが悪く電車に乗れそうもない。とうとう改札の駅員さんに、気分が悪いので休むところはありませんか?と訴える。

幸い改札を出た所に駅務室があり案内してもらえた。

気分の悪くなった人用に簡易ベッドもあるじゃないか。

ホホウ。

ほほぅ、と感心している状況じゃない!!

気分が悪い事を告げるとすぐバケツ(ビニール袋付き)を用意してくれた。

ホホウ、さすがに慣れていらっしゃる。

私の半分は冷静なのだ。

でもあと半分は気分最悪。

バケツに何度も頭突っ込んで吐く、、吐く

でも一向に気分が回復しない。えーーん😹

ぐったりしていたら、駅員さんが

「救急を呼びましょうか?」とおっしゃる。

よく言葉の意味が分からなかったけど、

「お願いします、、」と口が喋っていた。

10分程で救急隊が到着。

なんか大変な事になっちゃったー。

救急隊の人にどんな状況か聞かれ、病院に搬送する事に決定された。

大門駅は地下。

車椅子に乗せられ固定され、隊員さん2人で車椅子を抱えて地上まで運んでくれました。

その間、恥ずかしくって顔はハンカチで覆って、、きっと野次馬根性でみんなに見られてるんだろうなぁぁぁ。

地上に出て救急車に収容。

キューキューシャ。

家族が体調悪くなって同乗した事はあるが、自分では初めてだ。

乗っちゃった、キューキューシャ。

車内で、名前・年齢・住所・電話番号、、お酒の量・食べた物を聴取。

エチケット袋握りしめ、それでもちゃんと答えられた。ただ、目は閉じたまま。

ピーポー、ピーポー、、

どこの病院でもいい、早く着いて欲しい。

、、品川の北品川病院に搬送。

隊員さん「ご自宅に帰りやすい病院にしましたよー」

ありがたい。

病院に着いて車椅子で診察室へ。

隊員さんは医者と看護師に申し送りをして去って行きました。

隊員さんにお礼言えなかった。

心の中で「ありがとうございました!!」と叫んだ。

診察室へ入っても吐き気が止まらない。でもチョッピリしか出ない。

すぐにレントゲン撮影。鼠蹊部から動脈血を採取。

Dr.「イレウスだ。イレウスだ!!」

腸閉塞じゃん!どうなっちゃうのー、ワタシ。。。

しばらくの間、診察台で七転八倒ゴロンゴロンしてたら、やっとゲバァーと吐けた。

マーライオンのように。

きたなくてすみません🙇

そしたらさっきまでのモヤモヤがスッキリしてやっと心も平常に。

あー、これで帰れる。

と思ったら、

Dr.「腸閉塞起こしてるからこのまま1週間は入院しないと!」なぁんておっしゃる!

今日は金曜日。

土日挟んだとしても3,4日会社を休まなくてはならないじゃないかー。

何より1人でお留守番しているミミ子じゃんはどーなる。

私「ムリです!猫がいるので明日帰りますっっ!」

もぅ、マーライオンした後でスッキリしたんだから!

Dr.「うーーん、猫ちゃんかぁ。猫ちゃんに弱いんだよね僕。」「じゃ、様子みて明日帰れるように頑張りましょう」

1週間が1日になったw

なんでも、私の腸は細いのだそうだ。詰まりやすいのかなー、、

子宮ガンになった時も、Dr.が「子宮、ちっちゃ!」と言っていた。まぁ経産婦でもないし、、

何かと細くできているのかもしれない。

ただ、今は身体は小太りでーーす😭

💊

病室に運ばれ、点滴開始。

でもハルシオン持ってきてなーい。夜眠れなーい。

看護師さんに訴えたら、口から物を入れるのはダメとのことで、なにやら注射してくれた。眠剤だろうか?

しばらくしたら眠くなるんだろうか、、

、、じぇんじぇん眠れなかった。

翌日、眠れなかったと訴えたら、

「痛み止めで眠れる方もいるんですけどねー」とのこと、、

痛み止めかよ、あの注射。そんなんじゃ眠れないよ!

、、眠れなかったせいもあり、昨夜の疲れもあり、身体がヘロヘロ。トイレまでフラフラしながら移動するのがやっと。

入院手続きしてくださいと言われても、階下の受付までなんて歩いて行けず、車椅子で連れて行ってもらう。

今日、退院するつもりなのに、、、ムリじゃ〜。

ミミしゃんの事は気がかりだが、2日なら大丈夫かもしれない。とにかく体力回復させなくちゃ!

あまりに私がヘロヘロなので、看護師さんが「食べないとダメなヒトですか?」と朝食をオーダーしてくれた。

閉塞した腸は大丈夫なのだろうか?

レントゲンの結果、閉塞は治っていた。

それは朗報。

朝食の食パンを、むしゃむしゃ食べたら落ち着いてきた。

私は食べないとエネルギーが出ないようだ。

でもまだ電車なんかで帰れないようなのでもう一泊する事にしました。みみちゃん、がんばれー。

日曜日、まだフラフラするが、帰らなきゃ!!と午前中に退院。

日曜はあと半分ある。

あと半分で、明日出社できる体調に戻すんだーー!

おうちに帰ったらミミ子しゃんはいい子してました。

「にゃーー!(お腹すいたよーん)」

きっと、「どこ行ってたんだよー!」とも言っていたんだろうね。

ごめんね、みみちゃん。

でも2日で頑張って帰ってきたから許してチョ。

残りの日曜をゆっくり過ごし、月曜、何事もなかったように仕事に行きました。

C派遣会社のひとには救急車のことも腸閉塞のことも内緒。

なんか恥ずかしいので誰にもこの事は話していない。へへ。

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