ガン日記 抗がん剤①の編
術後2週間程経過したところで抗がん剤の説明があり、治療できるかどうかの血液検査をした。
第一回目は肝臓の値が悪いとのことで、最初から失敗してもなんだからとDr.Kに言われ、、〝失敗〝ってなんだよ、、数日遅らせることに。
あ、そうそう、私の子宮体癌の術式は開腹手術で子宮及び卵巣全摘出、並びに大網と腹部と鼠蹊部のリンパ節切除、でした。
ガンのステージはIb、、Iだったら抗がん剤治療なしで済んだのに、ザンネン。
そして数日後、肝臓の値も良くなったのでいよいよ抗がん剤治療開始です。 パキリタクセルとカルボプラチン。吐き気止めをしっかり処方され備えます。 ドラマでよく見るオェーやクラクラがくるのでしょうか、、?
点滴のルートはDr.が取り、点滴は看護師がセットします。アイガードとディスポーザブルの割烹着、ゴム手をはめて万全の体制で点滴。薬がそーとー強いのねー。そんなのを血管から注入するのねー。アルコールに薬を溶かしてあるので、点滴漏れしたら組織が溶けるんじゃと、、なんと恐ろしや〜。
アルコールに弱い人は身体が真っ赤になるそうじゃ。酒好きの私は大丈夫でした。
まず吐き気止めの点滴をした後、パキリタクセルとカルボプラチンを半日かけて注入。その後、生理食塩水で流すという治療です。毎日、体重と尿量を測り、尿量が少ない場合は利尿剤も点滴。
あまり利尿剤は使わなかったけど、とにかく体重計に乗る度に体重が増えていく、そしてガンと思えぬ中年太り姿に、、、なんでじゃー!!! 手術前のOL時代は162cmの48kg。スレンダーな身体だったのに。この入院時は53kg前後をうろうろ。
まだ髪はふさふさ。ロングでした。 いつから抜け始めるんだろう。うぅっ😂
抗がん剤後も吐き気は全くなし。すごいぞ今時の吐き気止め! 私の場合、副作用はスネにきた。スネの骨が痛い。自然、歩くのが嫌になり足がヨレヨレに。初回は飲み薬の痛み止めをもらったが効果なし。痛みがきたらさすってまぎらす程度の処置。
暇な時は本を読んだ。ヒデに借りた本を読み終わったら、一階のローソンで単行本も買って読んだ。何読んだかは忘れてしまった。 TVは千円で10時間視聴可能なカードを買う。ご飯の時のニュースと夜のドラマをよく見た。個室じゃないからイヤホンでね。
抗がん剤治療は6日間入院して点滴し、3週間空けてまた一週間治療するスケジュール。順調にいけばGWに全6回が終了するはずだ。一回目から、「これで1/6終了。次で1/3が終了だ!」と自分を励ましていた。
長い抗がん剤とその副作用との闘いの始まり。