子宮体癌のクニ。と猫のミミ子さん

子宮体癌1b+抗ガン剤 癌になってもガンばってるよ〜のブログ?

幸せだと怖くなる

今私は幸せだ。

抗がん剤治療から一年半。ガンは転移していない。

副作用を懸念されている足のリンパ浮腫もない。

生活はワーキングプアながら安定している。

職場にはちょっと苦手な女性がいるが同じ土俵に立たなければ良いだけの事。そして本来の仕事はちゃんと問題なくやれている。

家族間もいさかいがない。私が大人対応をしているのでゆーこさんも優しく接してくれている。以前より姉妹関係は良くなった。甥っ子達は性格が良いのでこれまた問題ない。

ミミ子さんは六郷で2人暮らししていた時より私を好きになったみたい。甘えてくる頻度が増えた。

借金はあと47万程あるが毎月2万円ずつコンスタントに返済できている。

不安材料がない。

この幸せがいつまで続くのか、、

幸せの後には不幸がくる。、、と考えてしまうのが私の悪い癖だ。

子供の頃のトラウマだろうか。

幼い頃から結婚するまで、父親には振り回された。

楽しい時間を過ごしていると、その後必ず何かしら問題を起こす人だった。

原因はお酒。

父と母はよく夫婦喧嘩をしていた。

父はお酒の飲みすぎで仕事に行かない日がよくあった。

また満足な食事を摂らずお酒ばかり飲んで栄養失調で入院したこともあった。

長年勤めていた親戚の会社を突然辞めて独立し、あげく商売に失敗して多額の借金を作った。

借金とその返済に頭を下げて回ったのは母。父はお酒に逃げていた。

お酒で酔っている時だけ、父は饒舌になり、社会への不満を吐き出していた。

気の小さい人だ。

今思えば、父も鬱病だったのだろう。

ろくに友達もいなかった。

いつも家で一人で酒をあおっていた。

そして定期的に問題を起こす。

幸せな時間を過ごしていても、次に父がどんな事をしでかしてくれるのだろう、といつも不安だった。

人生は振り子。

幸せなことがあれば不幸なこともある。

楽しいことがあれば悲しいこともある。

振り子の揺れ幅が大きければその反動もまたしかり。

悟りの境地とはこの振り子が揺れない状態の事だ。

、、悟りの境地に至りたくはない。

ニンゲンらしく、楽しんだり悲しんだりしたい。

ただ今はこのフツーの小さな幸せが続くように、振り子が大きく揺れないように、ひっそりと息を静めて暮らしている私だ。

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